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ReleaseProject

リバネス、宇宙で新たな工学を発見する「LVNS SPACE PROJECT」を発足

スペースノーム研究所・IDDKを運営パートナーに、長谷虎紡績と「宇宙環境で働くスマートテキスタイル」の共同開発を開始します。

株式会社リバネスは、2026年9月12日の「宇宙の日」に、宇宙という研究フィールドを使って地球上の延長線上にはない工学を発見する「LVNS SPACE PROJECT」を正式に発足しました。

本プロジェクトでは、株式会社スペースノーム研究所と株式会社IDDKが運営パートナーとして宇宙利用研究の基盤を構築します。また、技術を宇宙環境で発展させ、その成果を地上の新事業創出につなげる企業を開発パートナーと位置づけます。その第1号として、長谷虎紡績株式会社と「宇宙環境で働くスマートテキスタイル」の共同開発を開始します。

宇宙を研究フィールドにする

地球上の工学は、重力、浮力対流、沈降など、地球の環境を前提に発展してきました。微小重力環境では、表面張力、毛細管力、濡れ性、界面現象などが相対的に大きな役割を持ちます。異なる条件で研究することで、これまで見えていなかった現象や、新しいプロセス制御の方法を発見できる可能性があります。

LVNS SPACE PROJECTは、宇宙を単に製品を製造する場所としてではなく、地球上では見出しにくい新たな工学原理を発見する研究フィールドとして活用します。宇宙で問いを立て、仮説をつくり、実験によって検証し、そこで生まれた知識を地球の技術や産業へ戻していきます。

VISION

宇宙を使って、延長線上にない工学を発見する。

MISSION

宇宙に研究所をつくる。

ここでいう研究所とは、宇宙で研究を行うための研究テーマ、実験機会、研究機器、データ、評価方法、価値基準を整え、多様な企業や研究者が継続的に利用できる研究基盤そのものです。

4つの研究所機能

LVNS SPACE PROJECTでは、宇宙を継続的な研究開発に使うため、次の4つの機能を構築します。

  1. 研究テーマ創出
    宇宙環境ならではの現象や制約から問いを発見し、研究目的、評価指標、地上予備実験、宇宙実験、回収・解析までの研究プロセスを設計します。
  2. 実験アクセス基盤構築
    打上げ機会、軌道上プラットフォーム、商業宇宙ステーション、回収手段などを比較し、研究目的に適した宇宙実験を計画・管理する基盤を構築します。
  3. 機器開発
    顕微鏡、培養装置、センサー、分析装置などを宇宙環境へ対応させ、軌道上実証を経て、継続的に利用できる共通実験ツールとして標準化します。
  4. 価値基準創出
    宇宙環境で生まれる新しい機能や価値を定義し、評価方法や実験プロトコルを整え、製品、サービス、標準化など地上産業への展開につなげます。

パートナーとの共同開発

リバネスは、研究者、企業、技術、実験機会をつなぎ、宇宙で生まれた工学を地上の事業や産業へ展開します。スペースノーム研究所は宇宙環境を利用する研究テーマの発掘・設計を、IDDKは宇宙対応研究機器と実験アクセス基盤の構築を担います。

開発パートナーの第1号として参画する長谷虎紡績とは、同社が培ってきた高耐熱・難燃性繊維と紡績・撚糸・織編技術を起点に、宇宙環境で「働く」機能性繊維への進化に挑戦します。まずは実験モジュールを熱や火災などから守る耐熱・安全ライナーから始め、将来的には温度、熱履歴、ひずみ、振動などを取得するセンシングテキスタイルへ発展させます。

人工衛星「あおば」を活用した宇宙バイオ実験

リバネスが承継したユーグレナの宇宙関連事業の資産を活用し、スペースノーム研究所、IDDK、株式会社ユーグレナなどと連携して、ElevationSpaceが打上げを予定する人工衛星「あおば」に超小型細胞培養ユニットを搭載します。微小重力環境下で微細藻類ユーグレナの挙動や増殖を観察し、試料を地球へ帰還させて遺伝子や成分の変化を解析する計画です。

この取り組みを、研究テーマの創出、宇宙対応研究機器の開発、軌道上実験、回収・解析、次世代教育、地上産業への展開をつなぐ先行プロジェクトとして推進します。

第1期パートナーを募集

2026年9月12日から2027年3月31日まで、宇宙環境を使って新しい工学を発見し、自社の技術革新や新事業の創出に挑む第1期パートナーを募集します。宇宙で検証したい技術や課題を持つ企業、宇宙実験に挑戦したい研究者、宇宙対応させたい研究機器を持つ企業などを対象としています。

詳しい内容は、公式リリースをご覧ください。

最終更新:2026/9/12